のみな一等なり。八功徳の水、湛然として盈満せり。清浄香潔にして、味い甘露のごとし。黄金の池には、底に白銀の沙あり。白銀の池には、底に黄金の沙あり。水精の池には、底に瑠璃の沙あり。瑠璃の池には、底に水精の沙あり。珊瑚の池には、底に琥珀の沙あり。琥珀の池には、底に珊瑚の沙あり。 の池には、底に碼碯の沙あり。碼碯の池には、底に の沙あり。白玉の池には、底に紫金の沙あり。紫金の池には、底に白玉の沙あり。あるいは二宝・三宝、乃至、七宝、転た共に合成せり。その池の岸の上に、栴檀樹あり。華葉垂れ布きて、香気普く薫ず。天の優鉢羅華・鉢曇摩華・拘物頭華・分陀利華・雑色光茂にして、弥く水の上に覆えり。かのもろもろの菩薩および声聞衆、もし宝池に入りて意に水をして足を没さしめんと欲えば、水すなわち足を没す。膝に至らしめんと欲えば、すなわち膝に至る。腰に至らしめんと欲えば、水すなわち腰に至る。頚に至らしめんと欲えば、水すなわち頚に至る。身に潅がしめんと欲えば、自然に身に潅ぐ。還復せしめんと欲えば、水すなわち還復す。調和冷煖にして、自然