p.043 仏説無量寿経巻上 目次 // 前頁 / 次頁

華用いること已訖れば、地すなわち開裂して、次いでもって化没す。清浄にして遺りなし。その時節に随いて、風華を吹き散らす。かくのごとくして六辺す。また衆宝の蓮華、世界に周満せり。一一の宝華、百千億の葉あり。その華、光明、無量種の色なり。青き色には青き光、白き色には白き光あり。玄黄朱紫、光色もまた然なり。 曄煥爛として、日月よりも明曜なり。一一の華の中より三十六百千億の光を出だす。一一の光の中より三十六百千億の仏を出だす。身色紫金にして、相好殊特なり。一一の諸仏また百千の光明を放ちて、普く十方のために微妙の法を説きたまう。かくのごときの諸仏、各各無量の衆生を、仏の正道に安立せしめたまう。」

仏説無量寿経巻上