念仏者は無碍の一道なり
「歎異抄』のおことば
法語カレンダーに拠りつつ
1970年度(昭和40年)
念仏者は無碍の一道なり 私たちは、毎日いろいろの問題にひきずりまわされていることですが、これらの問題は 他人に肩替りして貰うこともできねば、一時逃れでも済まず、ごまかしてみても駄目、放っ てもおかれない。まことに厳しいものであります。これを素直にあるがままに受け取って いくところに、自から碍りなき道、無碍の一道が開かれてくるのであります。 あるがままの姿を正しく見、素直に受け取っていくことは、お念仏申すことによっての み、そうさせていただくのであり、まこと、お念仏させていただく身にこそ無碍の大道は 開かれてくるのであります。 1970年8月2006年8月5日